リハビリテーション室のご案内

当院では、医師の指示のとおり患者様に治療を行うためにリハビリテーション治療室を設けています。
医師がリハビリテーションが必要と判断した患者様は、リハビリテーション室に案内され加療をすることになります。
患者様が治癒するまで、安心して来院できるよう努力しております。

1.広く清潔な室内

院内は、患者様が移動するときもスムーズに移動できるよう通路となる部分を広くとっております。
もちろん、車椅子の方、杖をついている方にも安心して移動できるようになっております。
照明や壁紙も明るく、床も綺麗にしてお迎えしております。

2.さまざまな治療機器

患者様によって、その症状はさまざまであり効果が出る治療器、患者様にあまりあわない治療器もあります。 そんな個人差を解消するために多種におよぶ治療器を取り揃えております。
医師はその中から、患者様に一番適しているとおもわれる治療器を処方します。ただし、加療していくうちに患者様の治療器の相性もわかってきます。もし、お体に会わないものがもしありましたら、遠慮なく医師にリハビリテーション内容の相談をしてください。
患者様にあう治療器を改めて処方いたします。

3.運動療法実施

患者様の症状により、医師から運動の処方がされる患者様がいらっしゃいます。
リハビリテーション室では、療法士が、それぞれ患者様を担当制で治療にあたらせていただきます。
通常のマッサージは行いません。ただし、治療を行っていく流れでのかるいマッサージは行います。
運動療法を処方される患者様は、以下のような症状の方です。

  1. ギブス除去後の機能回復訓練
  2. 大学病院で手術された方の機能回復訓練
  3. 腰や肩、膝の慢性的な痛みへの施術
  4. 五十肩の拘縮予防運動

4.女性スタッフによる介助

当院のリハビリテーションスタッフは、運動を行うもの以外は女性です。
女性ならではの気配りや、安心感は大事なものと考えております。
毎週、会議や勉強会を行い患者様に少しでもよりよい治療を受けていただけるよう努力しております。
特に女性スタッフが患者様にお役に立てることは、以下のようなことです

  1. 女性の患者様で治療器を装置するとき男性だと恥ずかしい方も安心
  2. お子様づれの患者様のお気持ちが理解できる
  3. 女性特有のご相談もできます
  4. お子様も怖がらず通院できます

物理療法機機器のご紹介

超音波治療器

まさき整形

骨折、捻挫などの外傷には超音波治療器を使い、損傷部位の修復を促します。

温熱治療器

まさき整形

患部の血液循環を回復し、疲労や痛みを軽減します。

複合電気治療器

まさき整形

筋肉や神経に作用し、痛みや疲れを軽減します。

レーザー治療器

まさき整形

炎症を起こしている細胞の修復を促します。

牽引治療器

まさき整形

頚や腰由来のしびれなどの緩和を行います。

骨折専用超音波

まさき整形

腕や脚の大きい骨の骨折の修復を促します。

AKA療法のご紹介

当院ではAKA-博田法を医師(日本AKA学会指導医専門医)、 理学療法士、作業療法士(日本AKA学会理学・作業療法士会会員)で実施しております。
診察時に治療の処方が出た場合のみ、療法士が予約制で治療を行います。
運動器リハビリテーションが保険適応となる疾患は保険診療で決められており、以下の様になります。

(1) 骨折
(2) 靱帯損傷
(3) 脊髄損傷による四肢麻痺
(4) 運動器不安定症によるもの

  • 脊椎圧迫骨折および各種脊柱変形(亀背、高度腰椎後彎・側弯など)
  • 下肢骨折(大腿骨頚部骨折など )
  • 骨粗鬆症
  • 変形性関節症(股関節、膝関節など)
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 脊髄障害(頚部脊髄症、脊髄損傷など)
  • 神経・筋疾患
  • 関節リウマチおよび各種関節炎
  • 下肢切断
  • 長期臥床後の運動器廃用
  • 高頻度転倒者

ご自分の疾患がAKA療法の治療対象となるかどうかご確認されたい方は、真崎の診察日に受診してください。

AKA-博田法とは

慢性的な肩の凝り、腰の痛み、股関節のつっぱり、膝の痛みの原因の多くは、背骨と骨盤の関節である仙腸関節(せんちょうかんせつ:下図)の動きの障害によって起こるといわれています。

まさき整形

仙腸関節は解剖学的には正常で3ミリほど動きますが、引っ掛かりが生じて、この動きが小さくなると、膝や股関節や腰、肩のいろいろな場所に関節の関節包内運動(=関節の遊び、回旋、回転、滑り)に障害が起き、周囲の筋肉に痛みが生じることが医学的に証明されています。

AKA療法は、動きの小さくなった仙腸関節と痛みの出ている場所の関節を動かして、関節包内運動を正常化させて痛みをとる治療法です。

AKA療法の長所は指圧、マッサージ、整体、カイロプラクティックとは違い、関節解剖学的かつ関節機能学的理論にのっとって非常に愛護的に行われますので症状を悪化させる危険のないことと、原因となっている部分の治療ですので、痛み止めの薬を飲むことや、筋肉のマッサージと違い、より本質的な治療方法であることです。

詳しくは、日本AKA医学会のホームページをご覧下さい。

AKA療法が効果的な症状について

AKA療法は確かに効果的な治療方法です。
インターネットで見ますとすべての症状に対して効果のあるような書き込みがありますが、すべての病気に対して効果があるわけではありません。

AKA療法の適応外は以下のものです

  1. 内臓の痛み
  2. 神経系の異常による痛み
  3. 化膿性疾患(感染症を含む)
  4. 強い炎症