前回は五十肩の原因や症状について話しました。今回は日常生活での注意点とご家庭で出来る運動についてお話します。
【日常生活での注意点】 @肩周辺の血行を良くします。入浴やサポーターなどで肩周辺を保温してください。特に夜間の痛みが強い場合にはカイロを使用すると痛みが緩和します。 A肩の負担を減らします。立っているだけでも肩には腕の重みがかかり常に負担になっています。物を持つときには痛む肩の方の腕では荷物は持たないようにしてください。また電車やバスでは痛む肩の方で吊革や手すりを持たないようにしましょう。
【肩の運動の仕方】 痛いからといって、肩を動かさないでいると関節が硬くなり、ますます動かしづらくなります。痛みの強い初期と肩が硬くなった拘縮期、回復期とでは、運動の仕方が異なります。それぞれに合った運動を選択することが大切です。自分が初期か拘縮期かどちらにあてはまるかは行徳新聞2月8日号に記載していますので参考にしてください。また症状によって運動の処方は異なります。以下述べる方法は標準コースです。出来れば自分にあった運動方法を医師に指導してもらってください。
初期の運動の仕方:痛みの強い時期には必要以上に肩をこわばらせないような運動をします。肩の力を完全に抜いて、両腕を前にたらしながらゆっくりとおじぎをしていき、肩に軽い痛みを感じたらその姿勢で止めて、10数えてから体を起こします。朝、昼、夕方、入浴後にそれぞれ5回ずつ行ってください。
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